外壁塗装の成功のカギは、「業者選び」にかかっています。と言いますのも、自分に合った優良業者を選ぶことが出来れば、費用、塗料、施工品質のいずれに関して騙されることはないからです。失敗しない塗装業者の選び方について一緒に見ていきましょう。
◆安心して任せられる業者を探す
ポイントになるのは以下の3点です。
・費用、アフターフォローを加味すると塗装は地域密着の業者がおすすめ!
・見積もりは複数業者から「相見積もり」を取りましょう!
・特別扱いをして、契約を急かす業者は絶対避けて!
〇大手ハウスメーカー
ハウスメーカーでお家を建てた方は、点検がある際に、塗装を勧められるケースもあります。しかし、実際に塗装を行うのは、下請け業者であることが多いのが現実です。また、同じハウスメーカーの下請け業者でも様々いるので、品質にばらつきが出る可能性があります。費用も、下請け業者に流しているので、中間手数料が発生します。直接、地域の業者に依頼するより、1.4倍くらいの費用がかかってしまいます。
〇工務店
工務店も実際の施工は下請けの塗装業者が施工をするので、中間手数料が発生してしまいます。
〇地域の塗装業者
地域に密着した、職人のみ、もしくは営業担当がいても職人との距離が近く、コミュニケーションの食い違いが起こりにくいのが地域の塗装業者です。
【特徴1.】最も低コストで出来る。
見積もりから契約、施工まで一貫して行うことが出来るので、中間手数料がかかりません。
【特徴2.】地域に合った施工を行うことが出来る。
地域密着型なので、その土地のことをよく理解してした施工が出来ます。また、地域密着型で営業をしていると、悪い仕事をすれば口コミが広まってしまうので、長年地域でやっている塗装業者は優良業者である可能性が高いのです。
◆塗装業者に見積もりもらう前に
業者に見積もりを依頼する前に準備しておいた方がいいことがいくつかあるので、解説していきます。
その家にあと何年住むのかをざっくり確認し、塗装において必ず決めなくてはいけないのが塗料のことです。塗料は耐久年数やグレードで費用が大きく変わります。
例えばですが、
耐用年数6~10年の塗料:ウレタン塗料、シリコン塗料
耐用年数15~20年の塗料:フッ素塗料
といったように、基準を設けておくことで選択肢を絞っていくことが出来ます。
また、塗装の目的をはっきりさせておく必要があります。美観を保つためか、デザインを変えるため、もしくは、劣化症状を補修するため、防水効果の維持など、何を目的に外壁塗装をするのか明確にしておきます。
◆費用相場と塗料の相場を知る
30坪の戸建て住宅で80万~120万円が外壁塗装の費用相場です。(耐久年数10~15年のシリコン塗料を使用した場合)
上記を踏まえて、どれくらいの予算で塗装を行うのか考えてみましょう。
◆相見積もりの重要性を知る
複数の業者で相見積もりを取り、適正な工事内容、適正な価格を見極めることが大事です。4~5社ぐらいで判断するのが理想的です。
〇値段に対して透明性がある
どこに何の費用がかかっているのかが、一目瞭然な見積書が正しい見積書だと言えます。
【良い見積書の例】
・工事の内容・内訳の詳細の記載はあるか。
・作業範囲は㎡で示されているか。
・保証内容の記載はあるか。
【悪い見積書の例】
・一式でまとめられている。
・工事内容の詳細がない。
・単価や作業面積の記載がない。
例えば、湿気が多い地域には防カビ・防藻機能、直射日光が強い場所には遮熱塗料など、家の環境を見て、塗料の説明や提案をしてくれる業者が好ましいです。
◆アフターフォローは充実しているか
技術に自信がある業者はアフターフォローや保証が充実していることが多いです。
・業者のミスが判明した場合は無償でやり直しをしてくれる。
・口約束ではなく保証書を出してくれる。
・定期点検がある。
◆まとめ
いかがでしたでしょうか。
外壁塗装をする際に業者を選ぶというのは、ファーストステップでもあり、一番難しいことでもあります。その分、優良な業者を選べさえすれば、外壁塗装はほとんど成功したといっても過言ではないくらい重要な過程でもあります。まずは、業者に色々なことを言われても、焦らず慎重に調べてみたり、第三者に聞いてみたりするのが良いでしょう。